ソーセージを食べた時の「パリッ」という心地よい食感。
これは、中身のお肉の弾力と、それを包む皮の性質によって決まります。
スーパーでよく見かける安価なものには人工ケーシングが使われることも多いですが、本格的なソーセージには天然の羊腸や豚腸が使われます。
天然の腸は加熱することで適度に縮み、中の肉と一体化して、あの独特の歯ごたえを生み出します。
お肉をエマルジョン状(クリーム状)になるまで細かく粉砕し、スパイスと混ぜ合わせる工程では、少しでも空気が入ると食感が損なわれます。
そのため、専用の充填機を使って、一定の圧力で隙間なく肉を詰めていく作業が必要です。
この時、静岡牛の「葵」のようなあっさりとした脂を持つ肉を使うと、冷めても脂が固まりにくく、上品な後味に仕上がります。
通販で届いたソーセージを最高に美味しく食べるには、調理の手順が重要。
一番のNG行為は、沸騰したお湯にドボンと入れること。
100度のお湯で煮てしまうと、皮が破れてせっかくの肉汁が全てお湯の中に逃げてしまいます。
正解は、火を止めた直後の80度くらいのお湯で、ゆっくりと数分間温める方法です。
「お風呂に浸からせるような感覚で」とよく言われますが、これが皮のパリッと感を維持する最大のポイントになります。
ソーセージは空気に触れると表面が乾燥し、風味がすぐに落ちてしまいます。
1食分ずつパックされていることで、いつでも開けたての香ばしいスパイスの香りを楽しむことができます。
静岡の豊かな自然で育った牛肉を贅沢に使用したソーセージは、自分へのご褒美にはもちろん、お酒を嗜む方へのプレゼントとしても非常に喜ばれます。
こうした加工の裏側を知ると、一本のソーセージに対する見方が変わるかもしれません。
職人が手間暇かけて作り上げた静岡の味を、ぜひご自宅の食卓で再現してみてください。